製造業取材で感じること
製造業の企業取材に行く機会がここ1年で何度かあったのですが、どの企業からも”うねり”のようなものを感じました。
製造現場自体は、良くも悪くも、まだまだ昭和的な職人仕事が多いです。「これも手作業?!」と驚くことも多々。
でも、新しいチャレンジに積極的です。培ってきた技術は踏襲しながら、分野の異なる新しい製品を開発したり、異業種に参入したり。しかも、トップダウンではなく、しっかりと社員の意見にも耳を傾けています。
社員の方も生き生きと働いている方が多いように感じます。コメントをもらっても、「働きやすい」と答える人が多数。もちろん、「最低の職場です」とは答えられないとは思いますが、それでも不満でいっぱいの様子には見えませんでした。
勢いを失ったと言われる日本の製造業で生き残りをかけてもがく、みたいな悲壮な空気は漂っていなくて、わりと変化を楽しみながら、自身の生活もしっかり守りながら、新時代へ向かうんだ、という雰囲気。
おそらく、こういう前向きな企業はそれほど多くはないでしょう。企業規模もある程度大きくないとできないことなので。しかし、少しずつ増えているのではないかと期待しています。製造業の下町ロケット化大作戦、楽しみです。
※画像はイメージです。取材にいくたびに、写真を撮るの忘れた!と後になって気づきます。