取材した豚さんたち

農業取材で印象的だった言葉

今年取材させてもらった中で、一位、二位を争うかわいい子です。
豚舎ではなく、山林で放飼いされていて、自由そのもの。食用の豚は通常、コレステロールの高い餌を与えて太らせるそうですが、こちらの豚たちは、農家や食品業者から出る食品残さを餌にしているそう。だから成長がゆっくり。前を通ると、「餌くれ!」みたいな顔で見られました。

農業系の取材もよく行かせていただいて、いろんなお話を聞きます。最近は都会での仕事を辞めて就農する方も増えており、そんな方々の活躍を描く記事もよく見かけるし、自分で書くこともあります。当たればがっぽり稼げる農業。そんなイメージもあります。

ですが、ある農家の方がこんなことをおっしゃっていました。「家族が食べるものを自分たちで作り、食べ、豊かな暮らしを享受するのが農家の醍醐味。その豊かさをみなさんにお分けするんです」。自分と家族が豊かに暮らすことが一番、それが周りの人に広がっていけばもっといい、と。農家のあり方はさまざまですが、この方の考えが私にはとても素敵に思えました。

この豚たちのオーナーさんも、まさにそんな感じ。「言うことを聞いてくれなくて大変」と笑いながらも、豚と暮らすことに豊かさを感じているようでした。豚のかわいさも、オーナーさんの想いも、農場の環境も、全てがすばらしくて、思い出深い取材になりました。

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